「ともだちは海のにおい」の話
- 熊野 春菜

- 2 日前
- 読了時間: 3分
更新日:5 時間前
今日は私が小さい頃に読んだ本の話をしようと思います。
というのも、広島市こども文化科学館のプラネタリウムで、
その本を題材にしたプログラムが上映されているのを見つけたからです。
家の本棚をあちこち探して、久しぶりに読み返してみました。
「ともだちは海のにおい」
(工藤直子 著/長新太 絵)
という本です。
この本の感想となると少し難しいのですが、
今日はつらつらと思いつくままに書いてみようと思います。
美しい夜の海、なんだか孤独な夜に2人が出会うところから物語は始まります。
さびしいぐらいしずかだと、コドクがすきなぼくでも、
だれかとお茶を飲みたくなる
そうやって出会い、仲良くなった
2人の日々がゆるゆると描かれていきます。
絵も可愛いし、
この本全体に流れる空気のようなものが好きです。
あと、私の中で「ともだち」というものの原型は、
この2人の関係にある気がしています。
お互いの違いを認め合う、理解し合うという大仰な話じゃなくって、
なんだかそっと大切に置いておくような関係です。
「これがいるかの形」、「これがくじらの形」と眺めて、
ふと思い出してうれしくなるような感じです。
子どもの頃は、そういう違いだとか共通点だとかを、
あまり深く考えていなかったように思います。
ただ一緒にいて、
「ともだちって、そういうものなんだなぁ」
と自然に思っていました。
成長していくにつれて、見える範囲もどんどん広がっていって、
相手を大切にしたいとか、
相手からよく見られたいとか、
色々な気持ちや考えが増えていくものです。
似ているところや違うところ、
距離感や言葉の選び方も考えられるようになって、
かえって関係を築くことが難しく感じられることもあるでしょう。
だからこそ大人になった今読むと、
「これがいるかの形」「これがくじらの形」と、
違いを違いのまま置いておける2人の関係が、
少し眩しく見えるのかもしれません。
それから、世界をどんなふうに楽しめばいいのかも、
この2人の過ごし方が原型になっているような気がします。
ちなみに私が1番好きなのは「運動会小説」のお話だったりします。
よかったら、お茶かビールもしくはあなたのお好きなものを用意して、
この本も孤独な夜のお供に。

開催日 | 2026年3月7日(土)~2026年8月30日(日) ※休館日をのぞく |
時間 | 平日(夏休み[7/21~8/31]及び6/2~7/7をのぞく) 11:00~ ※学習投影に変更する日があります。また幼児向け投影期間中[6/2~7/7]は投影はありません。 土日祝・春休み[7/21~8/31]の平日 10:00~、13:00~ 所要時間:星空解説+番組 約45分 |
場所 | 4階 プラネタリウム |
料金 | おとな:510円 高校生・シニア(65歳以上):250円 幼児・小中学生:無料 |
